8.19(木)親子ひろば@さっちゃんち~本の日~①未来のだるまちゃんへ

こんにちは。先日ふと、次回の1day親子ひろばを【本の日】にしよう!と思い立ちました。子どもたち向けの絵本、そして親御さん向けにも子育て関連の本などを持っていって、読める場にしようと。私の所持品の中からのチョイスになるので、限られた冊数と偏った好みにはなりますが、もしよかったら遊びに来てくださいね。


どんなジャンルでもそうですが、子育てや教育に関する書籍もまた、世の中に溢れまくっています。内容も著者も様々です。


タイトルだけ見ても【男の子は…】【女の子は…】【何歳までの…】【頭のいい子が…】【問題児は…】などなどなど。目を引くようなキャッチコピーがずらり。中には子育てする上では問題があるのではないかと思ってしまうようなオカルト・スピリチュアリティを感じるものや、親(とくに母親)に子育ての責任を押し付けたり不安を煽るような内容のものもあったりして、意外と要注意な子育て本コーナー。子育てに正解はないので、個々で『自分にしっくり来る!』と思える知識を身につけていくしかないのが現状ですが、ちょっと未来が心配になりますね。


私は、子育てをする上で親(大人)が罪悪感を抱えたり肩身の狭い思いをすることなく、男女関係なしに子どもは子どもらしく伸び伸びといられる世間が在ることを願っている一人です。なので、手に取る本もそういった内容のものが多いと思います。優しい人が好きなので、激しい言葉で読み手を煽るような本は選びません(たとえばホリ●モンとか)。目に見えない力があることはすてきだな~と思っていますが、科学的に無理のあるようなこじつけ育児やスピリチュアル育児のようなな本もありません(たとえば胎内記憶とか)。お好きな方にはごめんなさい。


そのうえで、一冊目にご紹介したいのはこちら。


かこさとし『未来のだるまちゃんへ』

加古里子さんといえば、『だるまちゃんとてんぐちゃん』『からすのパンやさん』でしょうか。どんな人生を歩んで、どんな思いで作品を生み出してきたのか、これからの子どもたちへのメッセージは。そういったことを加古さんご本人が語った本です。


加古さんが“子ども”という存在に敬意を持って真正面から向き合ってきたからこそ、長く長く読み継がれる絵本が生まれたんだということが、読んでいてよくわかります。頭じゃなく、小手先の技術でもなく、心で子どもと触れ合うことこそが大人として持つべき姿勢なんだなと、改めて教えてくれるような一冊。解説の中川李枝子さんの文章も、一つの読み物として面白いです。


こうしてつらつらと書きながら、実は私は『マトリョーシカちゃん』しか読んだことが無く(しかもこれはもともとロシアの作品)、加古さんの作品に関しては知識ゼロ。この本を読んで、加古さんの絵本を読んでみたいと思ったので、早速『だるまちゃんとてんぐちゃん』を購入しました!

こちらも持っていきますね。


『マトリョーシカちゃん』も持っていきたいんですが、幼き頃の我が子による落書きがあまりに酷くてですね…どうしましょうか…。本当にかわいくて、私も大好きな本です。



次回の本紹介も、おたのしみに。

大船1day親子ひろば

『大船1day親子ひろば』は、 【地域の居場所さっちゃんち】和室を借りて開催する、 子どもと親の集う場所。 乳幼児親子向けの遊び場と 不登校親の会を 月に一度開催しています。 ここに“NG”はありません。 一人でも、誰かとでも。 お喋りしても、しなくても。 元気でも、疲れていても OK! 育児を頑張る人に、 少しだけホッとできる場所を。 そんな想いで活動しています。

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