いつも、そこにいない人のことを思う。
先日、『どんな催しだったら小さい子を持つ親御さんが来てみようと思えるかな?』という会話になりました。あれこれ考えるうち、我が子が乳幼児だった頃のことを少しだけ思い出しました。
初めての子育ては何もかも手探りで、体力も気力も失っているような日々。いつしか人と話すのも億劫になり、親子向けのイベントなどがあったとしても行くような気持ちにはなれなかったな~と。私の第一子子育てが始まったのは14年も前のことなので、親子で参加できるイベントも今よりずっと少なかったように思います。
今は乳幼児向けのイベントがあちこちで開催されていますね。良いことだと思います。家の中で親子だけで過ごす日々は、気持ちもどんどん閉じていってしまいますから(中には、親子二人だけの日々めっちゃ楽しい!という人もいると思いますが)。
私が主催している遊び場も、不登校親の会も、気持ちを閉じないでいられる場になればいいなと思ってご提供しています。
でも、どんなに居場所や遊び場が増えても、気持ちが閉じてしまっている親子はどこかにいると思うんです。
行ってみたいけど、疲れてる。
どんな人がそこにいるのかわからないから、怖い。
取り残されているようで、寂しい。
うまく溶け込めるほかのお母さんが、羨ましい…そんな風に。私はそちら側でした。
居場所やイベントが増えて、子育て支援は充実しているように見えるかもしれない。子育てを楽しめる世の中になったかのように感じられるかもしれない。
だけど、それが届かない人もいる。ここに来られない人もいる。
自分自身がそうだったからこそ、居場所作りをしながらも、目の前にいない親子さんのことを考えています。いつも。
閉じた心のままでも来てもらえるような場所に。
いつか行ってみようと思ってもらえたらいいな。
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■3月1日(火)10:00ー12:00 不登校親の会@地域の居場所さっちゃんち
■3月17日(木)10:00-14:00 乳幼児向け親子ひろば
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